2025年7月、Googleから
2022年に発売したGoogle Pixel 6aの一部にて、バッテリー過熱が発生する恐れのあることを発表しました
当時のメディア記事はこちら（IT media）
もちろん、このニュースが引っ掛かったのは持っているスマホがGoogle Pixel 6aだったから
Google Pixel 6aが出てすぐ購入したはずなので、購入して3年以上は立っていたはず
この記事では、実際にバッテリー交換対象個体と分かったところから、実際にバッテリー交換を行ったところまでの実録を書いていこうと思います
今、対象個体を持っている人の参考にしていただくのはもちろん、
今後、もしGoogleからバッテリー不具合等同様のアナウンスがされた後に
どのくらいのタイミングから修理ができるのか、
どうやって修理してもらうのか、
修理してもらう際の注意点とは、
等々の参考になればと思います
- Google Pixel 6aを持っていて、バッテリー交換対象か知りたい
- iCracked(実店舗持ち込み)でのバッテリー交換の方法を知りたい
- Google端末で不具合がアナウンスされ、今後どのように修理することになるのか参考にしたい
今回の事象
今回対象となったのはGoogle Pixel 6aの一部個体
ユーザーに危険が及ぶレベルのバッテリー過熱の恐れがあるとのことでした
持っているスマホがその対象個体かどうか調べるには
Google公式サイト内の特設ページにIMEI 番号という番号をいれることで確認することができました
確認方法は簡単なのは2つ
1つは電話アプリにて「*#06#」と打ち込む
すると
このように4つの番号とバーコードが表示されるので
今回はIMEIの下に表示されている16桁の数字を確認できます
もう一つは
「設定アプリ」→「デバイス情報」→「デバイスの詳細」にあるIMEI下の数字16桁の数字
というやり方でも確認できます
これで確認した数字を先ほどのページで入れるとサポート対象かどうか、つまり対象個体か分かることになります
さあそこで対象個体について、Googleとして2段階での対応を行いました
該当端末におけるバッテリー充電能力の抑制（7月8日～）
まず最初にソフトウェアアップデートにて、バッテリーが過熱しないよう能力を抑えるといった措置が取られます
具体的に、充電サイクルが400回を超えたバッテリーについては満充電量が抑制されます。
ちなみに購入から3年が経っていた私のスマホの充電サイクルは
アップデート直後に確認した時で700回を超えていたはずです…
これによって、表示では100%となっているものの、明らかに以前よりも80%→50%→30%→…と減っていくペースが速く
正直一日の中のどこかで再度充電をしないと夜までは持ちませんでした…
参考ですが、私はほぼスマホゲームをしません
充電が減っていた要因はニュースアプリやX、Spotifyとかだったので
ゲームをよくやる人はさらにカツカツだったと思います…
バッテリーの無償交換（7月21日～2026年7月7日）
7月2日に発表があった約3週間後、バッテリー交換修理を無償で受けられるようになります
アメリカとインドのみ郵送修理も可能だったのですが、日本を含むそれ以外の地域では
Google認定修理担当パートナーであるiCracked、もしくは購入した店舗（ドコモ、au、ソフトバンク等）へ持ち込んで修理を受ける方法しかありませんでした
私はGoogle公式サイトからオンライン購入したので、選択肢はiCracked一択
iCrackedは（おそらく購入店舗でも）電話もしくはWebで来店予約をして、替えバッテリーが納入されてから持ち込む形となるのですが
案内に従って予約ページに行ってみると…
もうすでにページがダウン…
予約は一時中止となり、予約再開（確か2週間くらい後？）となった後も
確か1か月後まで予約できるのですが、全く予約が空かず
結局予約ができたのが9月20日、そこで10月20日の予約を取ることができました…
こんなにGoogle Pixel 6a持っている人多いですかね…？
なんでこうなった？？
予約をして実際に持ち込み
予約をしてから1か月後、さらに言えばバッテリーの減りが異様に早くなってから3ヶ月経って
ようやくバッテリー交換をします
私が言ったiCrackedの店舗はかなり小規模で一人で業務をしていて
予約していたものです、と伝えると
ざっと説明をしてくれてすぐ修理に入りました
その際に注意した方が良いなと思った点がいくつかあります
フィルムは剝がされる
貼っていたフィルムは剥がされてしまいます
私はもう3年も使っていたので、正直ここからはフィルム無しでも良いかなとは思っているのですが
不安がある方はフィルムを貼りなおす必要がある、ということは覚えておくと良いかもしれないです
データは消えるかもしれない
バッテリー交換によって、場合によってはデータが消えるかもしれないです、という説明もありました
なので不安な方はバックアップをっておくことをお勧めします
写真であれば「Googleフォト」に保存しておく、ゲームであれば引継ぐための用意を念のためしておくとかですかね
私の場合はデータが消えるという事象はなかったので
そう頻発することではないかと思いますが、万が一もありますので…
おサイフケータイが使えなくなるリスク
これも必ずということではないのですが
交換時に「おサイフケータイ」がうまく機能しなくなる可能性があるということを説明されました
代表例でいうとモバイルSuicaとかですね
その時はおサイフケータイを再インストールすると治るとのことだったのですが
そんなリスクもあるみたいです
修理に出した後…
修理に出して、50分くらい経ったらまた来てくださいと言われたので
ご飯を食べに行って待っていました
そして戻ってくると修理完了
充電ができていること、データの紛失等がないかを簡単に確認して終了となりました
今回の交換では、3ヶ月以内にバッテリーに不具合（膨張、過熱等）があった場合は再度無償で交換をしてくれるとのこと
（もちろん水没した等があった場合は対象外）
そして新品のバッテリーへと交換したスマホは交換直前どころか、ここ1~2年の充電持ちをも超える性能へ
ここ3ヶ月は不便で、もうこの期間内で新しいスマホに買い替えてやろうか、とも思ったのですが
時間がかかったとはいえ、無料で新品バッテリーになって良かったです…
まとめ！
私の修理までの時系列はこんな感じでした
- 7/2 バッテリー交換プログラム実施の発表
- 7/8 安全のためソフトウェアアップデートにてバッテリー性能を抑制
- 7/21 iCrackedへ持ち込み修理開始、ただ予約ページがダウン…
- 8月初旬 予約再開、ただし予約は取れない…
- 9/20 1か月後の予約を取ることに成功！
- 10/20 修理
最初の発表から3ヶ月経ってしまいましたが、無料でバッテリーを交換することができました
そろそろ充電の減る速度も速くなってきたし買い替えようか、でもスマホスペックに不満はないし、何よりスマホ高いし…
と思っていたところだったので
不具合であったとはいえ、ありがたかったと言えばありがたかったというのが正直な感想です
まあただ3ヶ月ですからね…買っても良かったかなという気持ちもなくはないです
もし、今後またGoogleが同様の修理プログラムを実施した際、
もしかしたらこのくらい時間がかかるかも？という一つの参考になれば幸いです
それでは！
